都会の生活は利便性が高く、仕事も多く存在していて給料も多いといったメリットがありますが、自然が少なく人工物ばかりの生活に辟易する人は少なくありません。このことから地方の自然豊かな地域に移住する人は拡大傾向にあり、地域の活性化という意味からも意味のある行動となっているのは間違いありません。ただし、事前にその場所についての情報を知っていなければ、後で失敗と感じてしまうケースが少なくないのも事実です。地方への移住で最も事前の調査が必要なのは島暮らしであり、人口が少なくなるほど、そこでの生活が自分に適しているのか精査する必要があるでしょう。

島暮らしは本土と大きく異なる点として、陸続きになっていないので物流に手間がかかり、その費用が価格に反映してしまうということです。顕著なのは通信販売の配送料であり、別途の費用を請求されてしまうというのが一般的になっています。他にも収入を得る手段が限定的になっていて、その中で自分の生活を維持しなければいけないという難しさがあります。これは島でなくても人口が少ない場所ではどこでも起きている問題ですが、仕事をするところが少ないということは収入の確保が簡単ではなくなるので、移住を決めるのであればその前に働き口を決めてから行うようにしてください。

今はインターネットの普及で島暮らしでもそこまで不便さは感じなくなっていますが、都会であれば当たり前であった近所にあるはずのコンビニが無かったり、公共交通機関が乏しいので自分で移動手段を用意したりしなければいけません。自然豊かな場所はそれだけ不便さがあるということなので、夢や希望だけでは生活を継続するのは難しいので、島暮らしの移住は熟考して決定する事案になっています。